女川原発1号機の廃炉着手を了承 地元自治体、施設の除染開始へ

 宮城県と石巻市、女川町は22日、東北電力が女川原発1号機(52万4千キロワット)の廃炉作業を始めることを、それぞれ了承した。東北電は幹部が県庁、市役所などを訪れて「安全最優先」を誓い、9月までに施設の除染を始める方針を示した。

 県と2市町は東北電に対して、廃炉で発生する低レベル放射性廃棄物の適切な処理や、県民への分かりやすい情報提供などを求めた。

 廃炉開始には安全協定を結ぶ県、2市町の了解を得る必要があった。国の認可を受けた廃止措置計画によると、廃炉には34年間を要し、東北電は2053年度の完了を目指している。


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