2020年5月16日 09:45 | 無料公開
モスクワにある国立のドーピング検査所(AP=共同)
【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は15日、ロシアの不正を認定して同国選手団を東京五輪・パラリンピックなど主要国際大会から4年間除外した昨年12月の処分を巡り、決定を不服としてスポーツ仲裁裁判所に提訴したロシア反ドーピング機関(RUSADA)との係争について「延期された東京大会前に、余裕を持って結論が出ると確信している」と明らかにした。
コロナの拡大は裁定に影響しないとの見通しが示された。15日のオンライン形式でのWADA常任理事会では、モスクワの検査所から回収した検体の再検査で、違反の疑われる分析結果が61件に上ったことが報告された。