卓球の水谷、東京五輪延期は朗報 準備期間増え、心身向上に意欲

水谷隼

 卓球の2016年リオデジャネイロ五輪メダリスト、水谷隼(木下グループ)にとって、新型コロナウイルスの影響による東京五輪の1年延期は朗報だった。6月で31歳。年齢を考慮しても、準備期間が増えたプラス面の方が大きい。12日までに共同通信の取材に応じ「技術も成長している。あとはメンタルと体の状態をもっと向上させたい」と意欲を燃やした。

 エースとして君臨した水谷が、3枠を巡る昨年の五輪代表争いで苦しんだ。選考要素となる自分とライバルの世界ランキングを意識しながら世界を転戦する日々は「常に追い詰められているようなプレッシャーがあった」という。


  • LINEで送る