IOC理事会で予算見直し バッハ会長、WHOと覚書

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は29日、東京五輪の1年延期など新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けるスポーツ界に向けた書簡を公開し、予算の見直しを理事会に諮る考えを明らかにした。五輪延期による追加費用の問題で、IOCの負担額は数億ドル(数百億円)になるとの従来の方針を改めて示した。

 同会長は「健康的な社会に向けて、おそらくスポーツは最も費用のかからない手段だ」と強調し、世界保健機関(WHO)と新たな覚書に調印する見通しも表明した。

 またゲームの腕前を競うeスポーツの可能性の模索を各方面に促した。


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