JOC、五輪1年延期で経費抑制 20年度は緊縮予算

 日本オリンピック委員会(JOC)は28日、テレビ会議形式で理事会を開き、東京五輪が開催される2021年度を見据え、経費を抑制した20年度の予算を承認した。経常収益は前年度から約16億8340万円減の約140億7520万円で、経常費用は約29億3660万円減の約128億2200万円。新型コロナウイルスの感染拡大による財政面への影響が不透明なため、緊縮策を打ち出した。

 主催事業は半年程度、自粛する。福井烈専務理事は「(21年度に)なるべく多くの繰越額を残すことを念頭に、予算を編成した。節約執行を心掛ける」と述べた。


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