野生下のトキにひな、新潟・佐渡 今年初、9年連続

巣にいるひな1羽に餌を与えている雄のトキ=24日午前、新潟県佐渡市(環境省提供)

 環境省は24日、新潟県佐渡市で国の特別天然記念物トキのつがいから、今年初めてひなが生まれたと発表した。野生下でひなの誕生が確認されたのは2012年から9年連続。

 環境省によると、ひなが生まれたつがいは7歳雄と5歳雌、雄雌とも6歳の2組。いずれも調査員が同日午前、巣にいるひなに親が餌を与えているのを見つけた。佐渡市内で巣作りが確認されているトキのつがいは、他に41組いるという。

 野生下で佐渡市に生息しているトキは、推定で400羽近くに上る。


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