長寿の秘訣は友人、家事 健康ビッグデータ調査

京都府京丹後市で健康診断を受ける住民(左)=15日(市立弥栄病院提供)

 友人はたくさん、家事をやり、大家族でないほうが長生き―。弘前大と京都府立医科大の研究チームが共同実施した短命地域と長寿地域を比較した健康調査で、大量のビッグデータの分析により「長寿の秘訣」が22日までに浮かび上がった。

 調査は平均寿命が最も短い青森県弘前市と、100歳以上人口が全国平均の約3倍の京都府京丹後市に住む65歳以上の高齢者計約700人を対象に実施。約2千項目を調べた。

 京都府立医大の的場聖明教授(循環器内科)は、長生きの人は多くの友人と話し、社会との関わりが多い傾向があると指摘。「1人暮らしで何でも自分でやることも長生きの秘訣だ」と話した。


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