横浜にネットカフェ難民宿泊所 県立武道館に間仕切り設置

インターネットカフェなどへの休業要請で、神奈川県が県立武道館に開設した宿泊所で体を休める男性=11日夜、横浜市

 神奈川県は11日、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受け、インターネットカフェなどへの休業要請で寝泊まりする場所を失った人のため、県立武道館(横浜市港北区)を開放した。感染防止を目的に、災害時の避難所に利用する「間仕切り」を設置。この日は16人分を確保し、順次増やす方針。

 黒岩祐治知事は県庁で記者団に「突然生活の場が失われた人の受け皿にしたい。間仕切りで飛沫が飛ばず、感染の危険が下がる」と述べた。

 間仕切りは、世界的な建築家坂茂さんが代表の特定非営利活動法人「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク」(東京)が提供した。


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