2020年4月9日 14:26 | 無料公開
【台北共同】台湾外交部(外務省)の欧江安報道官は9日、台湾が自分への中傷を行ってきたと世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が発言したとして「ありもしないでたらめな主張だ」と指摘、テドロス氏に発言の訂正と謝罪を要求した。
テドロス氏は8日の記者会見で「(自身への)人種差別を含む中傷は3カ月前に台湾から行われてきた」と述べ、外交部の関与を指摘した。報道官は「テドロス氏は台湾をWHOから排除するだけでなく、台湾を誹謗中傷した」と非難し、政治的偏見を排除して中立の立ち位置に戻るよう求めた。
台湾は中国の反対でWHOへの参加を阻まれている。