緊急事態宣言下の市長選 「運動するほど反感」大阪・茨木

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の対象地域となった大阪府。北部の茨木市では現職と新人が争う市長選のまっただ中だ。両陣営とも12日の投票日に向けて攻勢を掛けたいが、感染防止のため思うような運動ができず、街宣車での訴えや動画のインターネット配信頼みに。「選挙活動をすればするほど市民に反感を買ってしまう」との懸念もある。

 「1票を無駄にしないでください」。8日午前、茨木市内を走る大阪維新の会の新人寺元博昭氏(58)の街宣車が繰り返し呼び掛けた。

 再選を目指す現職福岡洋一氏(44)は7日から街頭での選挙活動を取りやめ、市長としての公務に専念している。


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