四天王寺も閉鎖、聖徳太子以来初 大阪、感染拡大防止に協力

新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、閉鎖した住吉大社の門の外で参拝する親子=8日午後、大阪市

 お寺や神社も外出自粛に協力します―。新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、大阪市では8日、連日大勢の参拝者らでにぎわっていた四天王寺や住吉大社が閉鎖を決めた。期間は未定。四天王寺によると、同寺を閉鎖するのは、聖徳太子が6世紀に創建して以来、初めてという。

 四天王寺では、10日から約30ある堂塔や宝物館、庭園、霊園、休憩所をすべて閉鎖。境内には入れるが、お堂の拝観や供養の申し込みなどはできなくなる。祈祷は郵送でのみ受け付ける。

 釈迦の生誕日とされる8日はさまざまな行事が予定されていたが、多くは中止に。

 住吉大社は8日朝から一切の業務を停止して閉門した。


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