2020年4月7日 12:02 | 無料公開
東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水の処分を巡り、福島市で6日に開かれた関係者の意見聴取会合を受け、梶山弘志経済産業相は7日の記者会見で「今後の検討に貴重な示唆をいただいた。国として責任を持って結論を出していきたい」と述べた。
第1原発敷地内で処理水を保管するタンクの容量が2022年夏ごろに満杯となることや、処分方針決定後の許認可に2年程度かかる見通しを念頭に「いつまでも方針を決めずに先送りはできない」とも述べ、引き続き意見聴取などを進める必要性を強調した。
6日の会合では、福島県内の漁業や林業団体が海洋放出に反対した。