「廃業かも」観光地が悲鳴 首都圏、GWまで自粛に

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言で、首都圏の外出自粛はゴールデンウイーク(GW)最終日の5月6日まで続くことになる。東京都を中心に首都圏から多くの客が訪れていた近隣の観光地は既に閑古鳥が鳴いている状況で、事業者からは「廃業もあり得る」と悲鳴が上がっている。

 緊急事態宣言の対象地域となる神奈川県で、都心からも近い温泉地・箱根町の観光協会によると、3月の宿泊客数は前年比で約半分に落ち込んだ。4月は7割以上の減少を見込み、中小事業所からは資金繰りや雇用を懸念する声も上がる。

 観光協会の佐藤守専務理事は「観光地にとってはとても厳しい状況だ」と話した。


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