緊急事態で新学期、保護者に不安 「子どもに目が届かない」

 安倍晋三首相が新型コロナウイルス感染拡大防止のため緊急事態宣言を発令することを表明した6日、対象の7都府県では、学校などの使用が制限される可能性があり、新入園や新学期が始まったばかりの子どもを持つ保護者らは「子どもに目が届かない」「いつまで続くのか」と、先行きの見えない状況に不安を隠せないでいた。

 感染者数の増加が深刻な東京都。目黒区の保育園では6日夕、子どもたちが、迎えに来た保護者に笑顔で抱きついていた。緊急事態宣言の話題になると、4歳と2歳の子どもを預ける歯科衛生士の女性(33)は「診療が続くなら出勤しないといけない」と表情を曇らせた。


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