国税庁、1000人超の研修実施 「自粛に相反」と地元市長が批判

国税庁の看板

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、国税庁は3日、全国12の国税局・国税事務所が今春採用した職員約1100人を税務大学校(埼玉県和光市)に集め、予定通り6日から研修を実施すると明らかにした。9割が寮に宿泊する予定で、6月22日まで。会員制交流サイト(SNS)では実施を問題視する声も上がるが、国税庁は「実施については国立保健医療科学院に相談した。感染対策を講じる」としている。

 和光市の松本武洋市長は3日、研修の実施は、政府が要請している大規模なイベントや集会の自粛に相反しているとして「適切ではないと考えている」とのコメントを出した。


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