五輪来夏開催、多くの選手が歓迎 マラソン鈴木「課題と向き合う」

昨年9月の東京五輪マラソン代表選考会で競り合う鈴木亜由子(左)と前田穂南=東京都内

 東京五輪の開幕が来年7月に決まり、選手や関係者からは31日、既に積み上げてきた準備を生かせる夏開催を歓迎する声が多く上がった。女子マラソン代表の鈴木亜由子は所属先を通じて「より自分の課題と向き合い、経験を積んだ上でレース本番に臨むことができると考えている」と談話を出した。

 暑さが鍵のマラソンと競歩は昨秋、開催地が東京から札幌に変更された。夏場のコース上の細かい気象データが測定できておらず、予定通りの開催だと十分に地の利を生かせない恐れもあった。1年延期で夏の札幌の情報収集が可能となり、日本陸連の河野匡氏は「プラスの材料にできるようにしたい」と話した。


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