東大と早大が連携協定 共同研究で「社会変革を加速」

連携に関する基本協定書を手にする東大の五神真学長(右)と早稲田大の田中愛治総長=30日、東京都内

 東大(東京都文京区)の五神真学長と早稲田大(同新宿区)の田中愛治総長は30日、共同研究や研究設備の相互利用をはじめ、両校が大学全体で連携・協力を推進していくとの基本協定書に調印した。早大での調印式で田中総長は「最先端の研究をする東大と、社会のニーズに敏感な早稲田が組めば、日本社会を変えるスピードが上がる」と意義を述べた。

 五神学長は、東大宇宙線研究所のニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」を使った研究に早大側も参加するといった例を挙げ「両大学の学生とも、最先端研究で力を発揮できるポテンシャルがある。新しい出会いが新しい価値をつくっていく」とした。


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