新大関朝乃山、本格始動 横綱狙い「精神面を強く」

稽古を再開した新大関朝乃山=30日、東京都墨田区の高砂部屋(代表撮影)

 大相撲の新大関朝乃山が30日、東京都墨田区の高砂部屋で稽古を再開し、看板力士として本格始動した。「目標とされる大関になりたい。もう一つ上を目指すには稽古に加え、精神面を強くしないと上がれない」と横綱を狙う気概を語った。

 この日は部屋全体が軽めの調整で、ゆっくりと四股を踏み、ストレッチで体をほぐした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当面は不要不急の外出を控え、部屋で稽古に専念する意向だ。

 夏場所(5月10日初日・両国国技館)の実施は不透明。26歳の新大関は春場所に続く無観客開催や中止も覚悟しながら「僕らが気にしても仕方がない」ときっぱりと話した。


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