米中韓全土からの入国拒否へ 欧州はほぼ全域

羽田空港の検疫カウンターに並ぶ国際線の到着客=3月25日

 政府は新型コロナウイルス感染症拡大を抑制するため、米国や中国、韓国の全土について、入国を拒否する方針を固めた。入国申請日より14日以内に対象地域に滞在歴がある外国人が対象。関係者が30日、明らかにした。英国なども追加する予定で、欧州のほぼ全域に対し、入国を拒むことになる。日本人を含む国内に入る全ての人を対象に、自宅や宿泊先での14日間の待機を要請する方向で調整している。水際対策を一層強化する。

 外務省はこれらの地域への感染症危険情報について、レベル3に引き上げ、渡航中止を勧告する見通し。外務省は既に、全世界を対象に十分な注意を促すレベル1を発表している。


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