働きづらさ配慮の採用枠、米子市 3人を正規雇用

 人付き合いや複雑な作業が苦手といった事情で働きづらさを感じる人を対象に、鳥取県の米子市役所はこの春、ストレスの少ない仕事が中心の「特定業務職」を設け、3人を採用した。障害と認定されていなくても応募できる、全国的にも珍しい職種だという。

 業務は、文書作成の補助や郵便物の発送、資料のコピーなど。正規雇用で、給与は行政職より少ないが、ボーナスや手当の支給基準は同じ。

 発達障害などで悩む人にも来てほしいと募集したところ、県内外から28人が応募した。

 内定した森田絵里奈さん(23)=鳥取県伯耆町=は「ずっとフルタイムで働きたかったのでうれしい」と話した。


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