新型コロナ、世界で死者3万人超 高齢化社会の2カ国直撃

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 【ジュネーブ共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が28日、世界全体で3万人を超えた。20日に1万人を超え、25日には倍増して2万人を上回ったばかり。感染者も65万人を超え、世界的大流行は依然として続いている。

 各国発表によると、死者が群を抜いて多いのは1万23人のイタリアで、5690人のスペインが続く。両国で世界全体の死者の約半数を占める。いずれも平均寿命が約83歳と世界でも屈指の高さで、高齢化社会を新型コロナが直撃している。

 新型コロナ感染症は高齢者や既往歴がある人ほど、重症化しやすいことが分かっている。


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