羽田、29日から都心飛行ルート 国際線拡充も「視界不良」

羽田空港着陸時の新ルート

 羽田空港では29日から東京都心を通過する新飛行ルートの運用が始まる。管制の効率化で国際線を増便するのが目的。主に全日空国内線が使う第2ターミナルに国際線が就航し、レストランなど店舗も新規開業する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、運休便が相次ぐ想定外のスタートだが、航空関係者は「事態が収束した後は、反転攻勢に出たい」と話す。

 国土交通省は、新ルート導入で1日当たり50便、年間発着回数は現在の44万7千回から3万9千回増やし、国際線に充てる構想。今夏に予定されていた東京五輪・パラリンピックに合わせた外国人客需要を見込んだ。


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