東北電、女川原発の再稼働目指す 新社長「地元の理解得て早期に」

インタビューに答える東北電力の新社長に就任する樋口康二郎副社長

 4月1日付で東北電力の新社長に就任する樋口康二郎副社長(62)が28日までに共同通信のインタビューに応じ、原子力規制委員会の審査に合格した女川原発2号機(宮城県)について「安全確保と地元の理解を大前提に、早期の再稼働を目指す。地域住民との対話には従来にも増して丁寧に取り組む」との姿勢を示した。

 東北電は2020年度以降としてきた女川2号機の再稼働に向け、2月に審査を通過。次の焦点は、宮城県や立地自治体である女川町、石巻市の同意だ。

 樋口氏は「発電所内を実際に見てもらうことも大事だ」として、見学会を積極的に催すなどして理解を広げていく考えだ。


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