米、追加経済対策検討も 先行き不安、野党が要求

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルスの打撃を抑える経済対策法案に署名し、過去最大となる2兆2千億ドル(237兆円)規模の対策実行に向けて動きだした。ただ先行きへの不安を強める野党民主党や州知事からは早くも追加対策を求める声が上がる。深刻な感染状況が続けば、要求は一段と強まりそうだ。

 トランプ氏は同日の署名式で、米連邦準備制度理事会(FRB)の4兆ドルの資金供給策を合わせると「6兆2千億ドルの効果がある」と説明。経済対策で労働者や企業に「必要とされる緊急支援を提供する」と誇った。

 経済対策は家計への現金給付や企業支援が柱となる。


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