港を望むJR長崎新駅舎が開業 ホーム周辺ガラス張りに

高架化したJR長崎駅の新駅舎=28日午前

 JR長崎駅の高架化した新駅舎が28日、開業した。2階のプラットホームは周囲をガラス張りにして長崎港を望める。世界文化遺産の構成資産の旧グラバー住宅や大浦天主堂などを抱える国際観光都市・長崎の新たな玄関口として脚光を浴びそうだ。新型コロナウイルス感染防止のため、記念式典は開催しなかった。

 隣には、2022年度に長崎―武雄温泉(佐賀県武雄市)間で暫定開業する九州新幹線長崎ルートの駅も造る。JR九州はホテルや商業施設などが入る新たな駅ビルを建設する計画だ。

 新駅舎は現在の駅の西側に建設し、天井を巨大な船舶の帆のような形にした。


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