五輪延期、対策本部設置へ 新たな日程と会場確保が焦点

桜が見頃を迎えた東京・お台場の五輪マーク=25日午後

 東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期が決定して一夜明けた25日、開催準備にあたる大会組織委員会は新たな計画の策定に向け、再スタートの対策本部を立ち上げる方針を固めた。当面の焦点は「遅くとも2021年夏」とされた新しい会期をどう設定するかで、予定した競技会場が日程変更後も使用可能かどうかについて施設側と協議に入る。関係者によると、延期による追加経費は3千億円規模と見込まれ、金額の算定も重要な課題だ。

 東京都中央区晴海の組織委事務局では幹部が集められ、今後対処すべき具体的事項を洗い出すよう指示があった。


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