プロ野球4月24日開幕で5監督 「目標できた」「調整できる」

 プロ野球は新型コロナウイルスの感染拡大で延期している公式戦開幕について、4月24日を目指すことを決めた。開幕日が1カ月後に設定されたことに対し、巨人の原辰徳監督は24日、「日にちが出たということで、これからの時間を費やす上で目標ができた」と前向きに捉えた。

 セ・リーグは25日の練習試合を終えた後しばらく試合を休止し、4月14日に再開して開幕に備える。就任1年目の広島の佐々岡真司監督は「調整できると、いいように考えていきたい」と受け止めた。DeNAのラミレス監督は「いろいろな意見を聞きながらベストな決断を下した。しっかり準備したい」と話した。

 パ・リーグは4月10日の再開まで練習試合を取りやめた。ロッテの井口資仁監督は「紅白戦をやったり、2軍の試合に1軍の選手を送り込んだりしたい」と調整方法を思案する。当初は3月20日が開幕予定だっただけに、楽天の三木肇監督は「キャンプから気持ちをつくってきたし、オープン戦もやった。仕上がっているので難しかったりもする」と本音を語った。

 ただ、1カ月後に感染の状況が改善しているかどうかは見通せない。阪神の矢野燿大監督は「世の中的に、そこでできるか。複雑というところ」と神妙な面持ちで話した。


  • LINEで送る