八千草薫さんの肖像画を寄贈 60年以上前の小磯良平作

神戸市立小磯記念美術館に寄付された八千草薫さんがモデルの肖像画「婦人像」(同市提供)

 昭和を代表する洋画家の小磯良平(1903〜88年)が、昨年10月に88歳で亡くなった女優の八千草薫さんを60年以上前に描いた肖像画が神戸市立小磯記念美術館に寄付された。八千草さんが自宅に飾っていた作品で、生前に遺贈する意向を示していた。近く展覧会で公開される。

 肖像画「婦人像」は56年制作で、縦45・7センチ、横37・9センチの油彩画。宝塚歌劇団に在籍していた当時25歳の八千草さんがモデルとなり、白い洋服に赤いブローチを身に着け、斜め下を向いている姿が軽いタッチで描かれている。


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