新型コロナ検査6日から保険適用 専門病院で、医師が判断

東京・渋谷のスクランブル交差点を行き交うマスク姿の人たち=5日午前

 厚生労働省は6日から新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査を公的医療保険の適用対象にした。これまで検査は保健所が認めた場合に限定していたが、医師が必要と判断すれば保健所を通さずに可能となる。全ての医療機関で検査を受けられるわけではなく、主に感染防護が整った全国約860の専門外来病院が対象。検査にかかる費用は特例的に公費で補填するため、これまでと同様、患者の自己負担はない。

 保険適用には感染拡大に備え、態勢を強化し、検査件数を増やす狙いがある。これまで検査は国や地方の研究所などに限られ、医師の依頼を受けた保健所が断るケースが問題となっていた。


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