新型肺炎追及の記者拘束か、中国 インターネット中継途絶える

 【北京共同】新型肺炎が発生した中国湖北省武漢で感染被害の実態を伝えていた独立系メディア記者の20代男性が当局に拘束されたとみられることが29日分かった。インターネット中継の途中で当局者とみられる人物が現れ、行方不明となった。米政府系放送局、ラジオ自由アジア(RFA)などが伝えた。

 記者は李沢華氏。国営中央テレビの司会者を務めたこともあるという。2月に武漢入りし、集団感染が起きたとされる集合住宅や火葬場を撮影した動画を公開。当局が被害状況を実際よりも少なく発表しているなどと指摘。26日、当局に尾行されているとして助けを求める動画を投稿していた。


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