氷河期世代5人採用内定、内閣府 国家公務員で初めて

 西村康稔全世代型社会保障改革担当相は28日の記者会見で、就職氷河期世代の中途採用で内閣府が5人に内定を出したと明らかにした。この世代の支援を目的とした国家公務員の中途採用で内定者が出るのは初めて。

 西村氏は「内定者の中には一貫して非正規雇用だった人や、資格取得で正社員になったが、不本意な処遇が続いた人がいる」と説明。「さまざまな経験を通じて培った能力を存分に発揮してほしい」と期待を込めた。

 内定者は4月1日以降の勤務となる。政府は氷河期世代を国家公務員の中途採用枠で重点的に採用すると決めており、2020年度に省庁横断の統一試験を行う準備を進めている。


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