英、対EU協議打ち切り辞さず 交渉方針で強硬堅持

 【ロンドン共同】ジョンソン英政権は27日、欧州連合(EU)離脱を受け、自由貿易協定(FTA)締結などEUとの将来の関係構築に向けた交渉方針を公表した。9月までの最終合意を目指す一方、進展がなければ6月に協議を打ち切ることも辞さない姿勢を表明。EU規則の受け入れを拒否する強硬姿勢を堅持した。

 EUとの協議は3月2日に始まるが、対立点が多く難航が予想される。

 政権は交渉方針で、物品の大半がゼロ関税のEUカナダ間のようなFTA締結が望ましいと表明。まとまらない場合は、関税の発生もやむを得ないとの立場を示した。


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