ビールの対韓輸出、98%減 1月、不買運動の影響続く

2019年7月、ソウルのスーパーで陳列棚から下ろされた日本メーカーのビールやたばこ、食品など(聯合=共同)

 財務省が27日発表した1月の品目別の貿易統計によると、韓国向けのビールの輸出額は前年同月比98・5%減の549万円だった。日本政府が半導体関連材料の輸出規制を厳格化したことへの反発から、韓国国内で起きた日本製品の不買運動の影響が続いている。

 日本政府は規制の対象とした製品の許可手続きを進めているが、半導体の洗浄に使う「フッ化水素」の対韓輸出額は86・8%減の8303万円にとどまった。

 飲食料品の分野では、韓国向けのインスタントラーメンの輸出額が64・0%減の187万円、清酒の輸出額が83・8%減の2958万円だった。


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