紙製個人番号カード、5月に中止 総務省、IC付きの普及狙う

 総務省は26日、個人番号を知らせる紙製の「通知カード」の新規発行を5月下旬に中止する方針を明らかにした。出生などで新たに付与された個人番号は通知書に記載し郵送する。発行済みカードに記載された住所などの変更や、再発行も取りやめる。ICチップ付きのマイナンバーカードを普及させる狙い。

 通知カードには個人番号や氏名、住所、生年月日、性別が記載されている。総務省は2015年から郵送を始めた。自治体窓口でマイナンバーカードに交換するよう促しているが、通知カードのままでも本人確認書類として使える場合があり、交換が進まない一因となっていた。


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