IAEA、処理水放出時に支援 グロッシ事務局長、福島原発視察

東京電力福島第1原発を視察するIAEAのグロッシ事務局長=26日午後

 東京電力福島第1原発を視察した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は26日、同原発で増え続ける処理水を実際に環境中に放出する際には、日本政府に助言したり、放射性物質のモニタリングなどで支援したりする用意があるとの考えを示した。視察後に記者団の取材に答えた。

 グロッシ氏は、処理水を海洋や大気中などの環境に放出する前段階や、放出の最中にIAEAが監視することを支援の例に挙げた。IAEAが関与することで、国際的な基準に沿って管理した上で放出されることを担保し、放出に関する正確な情報を世界に発信できるとした。


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