皇居外苑、五輪後に利用拡大へ 環境省、都心のにぎわい創出

 環境省は25日、皇居外苑(東京都千代田区)の東京五輪・パラリンピック後の利用拡大に向けた検討を始めた。大規模イベントなどで積極的に活用し、まちづくりや外国人旅行者誘致といった都心のにぎわい創出につなげる狙い。利用を皇室行事などに限る政府方針の見直しも視野に、6月に方向性をまとめる。

 検討を進めるのは、皇居前広場など皇居の東側約47ヘクタールの公園部で、隣接する丸の内地区の商工業者からイベント開催の要望が寄せられていた。環境省は近年、新宿御苑でコンサートやライトアップなど訪日観光客対策を強化しており、皇居外苑でも同様の取り組みを進めたい考えだ。


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