「都をどり」衣装合わせ 王朝の競技や遊びテーマに

「都をどり」の衣装合わせで、写真撮影に臨む舞妓=25日午前、京都市

 京都五花街の一つ、祇園甲部の歌舞練場(京都市東山区)で25日、恒例の春公演「都をどり」の衣装合わせがあり、芸舞妓が本番用の華やかな着物姿で写真撮影に臨んだ。

 今年の演目は「技競令和花模様」全8景。テーマは宮廷文化の遊びや競技で、馬術にゆかりのある上賀茂神社、勝運の寺として知られる大阪府箕面市の勝尾寺などを舞台に選んだ。

 鮮やかな水色の着物をまとった舞妓美月さん(20)は「令和最初の都をどりで身が引き締まる思い。見に来てくれた人に『やっぱり春は都をどり』と言ってもらえるようにしたい」と話した。

 歌舞練場の耐震改修のため、今年も南座(東山区)で開催。


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