比で拘束の日本人9人を逮捕 警視庁、特殊詐欺容疑

 フィリピン入国管理局が昨年11月、特殊詐欺に関与した疑いのある日本人の男36人を首都マニラで拘束した事件で、警視庁捜査2課は24日、うち9人を日本に移送し、財務省職員などを装いキャッシュカードを盗み取ったとして窃盗容疑で逮捕した。現地で拘束されている他の男らについても捜査を進め、日本に移送する方針。

 捜査2課によると、2018〜19年、同様のだまし文句で高齢者らからキャッシュカードをだまし取る被害は各地で計約1700件、15億円に上り、関連を調べる。

 逮捕したのは、いずれも住所、職業不詳の20〜59歳の男9人。日本に電話をかける「かけ子」とみられている。


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