至高の日本酒「袋しぼり」 相模原市、久保田酒造

日本酒をしぼる袋をチェックする久保田酒造の担当者=21日、相模原市

 相模原市の久保田酒造で、もろみを布の袋に入れ、しぼらずに滴となって落ちてくる酒を集める「袋しぼり」が始まった。最高級酒に用いる方法で「雑味がなく、おいしいところが詰まった日本酒ができる」(同社)という。

 氷点下まで冷え込む山あいにある酒蔵で、兵庫県産の酒米「山田錦」を35%まで削って醸したもろみが入った袋をタンクにつるし、滴る酒が大きな瓶にたまる。さらに瓶の上澄みを、720ミリリットルの瓶に小分けする。

 3月下旬から地元中心に100本を出荷する予定。販売価格は7129円で、ホームページからも注文できる。


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