東京円、111円台後半 

 21日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=111円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比05銭円安ドル高の1ドル=111円73〜74銭。ユーロは11銭円安ユーロ高の1ユーロ=120円61〜65銭。

 新型コロナウイルスの感染拡大による日本経済の先行き不安から、投資資金が日本から米国に流れるとの観測が出て、円売りドル買いが優勢だった。夕方になって、急速な円安進行の反動で利益確定の円買いが入り、円の下落幅が縮小した。

 市場関係者は「海外勢に加え、低金利で運用難が続く国内の機関投資家も資金をドルに振り向ける動きを強めたようだ」と語った。


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