ウイグル弾圧の内部文書入手 ひげ、スカーフで不当拘束

 【北京共同】中国から米国などに亡命した少数民族ウイグル族の学者や人権団体は19日までに、中国当局が新疆ウイグル自治区でイスラム教徒のウイグル族住民を「ひげを生やした」「妻がスカーフで顔を覆っている」などの理由で、不当に拘束していることを裏付ける内部文書を入手したと発表した。米政府系放送局、ラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。

 中国外務省の耿爽副報道局長は19日の記者会見で、「特定の組織やメディアが自治区でのテロ対策を中傷しようとしている」と主張。人権弾圧との非難は内政干渉だとして反発した。


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