「風流踊」ユネスコ申請へ 無形遺産、22年登録審査

岐阜県の「郡上踊」

 国の文化審議会は19日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録を目指す国内候補に、全国各地に伝わる豊作祈願や死者供養の踊り「風流踊」を選んだ。盆踊りや念仏踊りなどとして伝承された23都府県の37件をまとめて一つの遺産とみなし、3月末までに政府がユネスコに申請書を提出。2022年11月ごろのユネスコ政府間委員会で登録可否が審査される見通しだ。

 風流踊は、華やかに着飾った人々が笛や太鼓の演奏、歌に合わせて踊る民俗芸能。日本三大盆踊りに数えられる秋田県の「西馬音内の盆踊」や岐阜県の「郡上踊」のほか、香川県の「綾子踊」などが含まれる。


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