自民、改憲案「国会発議へ尽力」 20年運動方針案に明記

 自民党の2020年運動方針の原案が18日、判明した。憲法改正について「改正原案の国会発議に向けた環境を整えるべく力を尽くす」と党の決意を鮮明にした。前提として「国民が判断する材料を示すのは政治の責務だ」とも強調した。憲法を独立した章として前面に打ち出したのは、12年12月の第2次安倍政権発足後、初めて。

 党の運動方針案起草委員長を務める山口泰明組織運動本部長が14日、安倍晋三首相と官邸で会談し、調整を図った。党内の了承手続きを経て、3月8日に予定する党大会で採択する。

 19年運動方針では前文に簡潔な記述をするのにとどめたが、位置付けを一転させた。


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