SL人吉、安全願いボイラー点火 3月の運転開始控え、北九州

整備中の観光列車「SL人吉」=18日、北九州市

 JR九州の蒸気機関車(SL)が客車をけん引し、鹿児島線と肥薩線を通って熊本―人吉(熊本県人吉市)を結ぶ観光列車「SL人吉」の今年の運転が3月に始まるのを前に、整備中の1922年製のSL「8620形」のボイラーに点火する式典が18日、北九州市の工場で開かれた。社員らが安全運行を祈願した。

 SL人吉は毎年春から秋までの一部日程に走り、親子連れらの人気を集めている。整備担当者は取材に対して「数少ない現役のSLだ。乗れば歴史を感じられると思う」とアピールした。

 今年は3月14日〜11月23日の土日祝日や夏休み期間を中心に運転する予定。


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