カンボジア、全乗船者の検査準備 クルーズ船「ウエステルダム」

 【プノンペン共同】カンボジア政府当局者は17日、南部シアヌークビルに寄港中のクルーズ船「ウエステルダム」に残る乗客乗員や、国内に滞在する下船者全員について、新型コロナウイルス検査を実施する準備を始めたと明らかにした。

 運航会社やカンボジアは感染者はいないとしていたが、下船後マレーシアに移動した乗客の感染が確認されたのを受けて決めた。これまでは少数の検査にとどまっていた。マレーシアに移動した乗客の感染確認後、下船者を乗せた航空機の受け入れ国を確保できない状態が続いており、全員の検査が必要と判断した。

 ウエステルダムは乗客乗員約2300人。


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