辺野古護岸、崩壊恐れ指摘 専門家チームが独自試算

米軍普天間飛行場の移設先として、埋め立てが進む沖縄県名護市辺野古の沿岸部

 米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立て予定海域の一部で、約70mより深い海底の地盤が「軟弱」である可能性を示すデータが存在した問題で、独自に検証している専門家チームがこのデータを基に護岸の安定性を試算したところ、最悪の場合、崩壊する恐れがある結果が出たことが16日、分かった。

 チームは、立石雅昭新潟大名誉教授を代表とする地質や地盤の専門家ら約10人で構成。海底が軟弱である可能性を示すデータが出た地点の付近で、国は「C1」護岸を造成する計画だ。立石氏によると、データをそのまま適用して試算した結果、C1が重みで崩壊する可能性があるという。


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