新型肺炎、和歌山で初の院内感染 16日に専門家会議開催へ

新型コロナウイルスによる肺炎について記者会見する加藤厚労相=15日午後、厚労省

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が拡大している問題で、和歌山県は15日、同県湯浅町の済生会有田病院の関係者で新たに3人の感染が確認されたと発表した。3人には入院患者も含まれており、仁坂吉伸知事は記者会見で「院内でうつったと考えられる」と述べた。院内感染が明らかになるのは国内初。加藤勝信厚生労働相は治療態勢などを見直す専門家会議を16日に開く考えを示した。

 加藤厚労相は会見で、和歌山の例を含め13日以降、感染経路が明らかでない国内感染者が複数報告されていることについて「これまでとは状況が異なる」との見解を示した。


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