女性地方議員の割合、最多14% なお302議会「ゼロ」

地方議会に占める女性の割合(上位5都府県)

 全国の地方議会で総定数に占める女性議員の割合が、昨年春の統一地方選後の6月1日現在で14・0%になったことが14日、「市川房枝記念会女性と政治センター」(東京)の調査で分かった。4年前の前回調査より1・9ポイント増えて1971年の調査開始以降、最高となったが、いまだ2割にも満たない。女性議員が一人もいない「ゼロ議会」は全国1788議会の16・9%に当たる302議会に上った。

 安倍政権は女性活躍推進を掲げ、2018年に「政治分野の男女共同参画推進法」が成立した。その状況下で行われた初の統一地方選だったが、男女均等にはほど遠いのが実態だ。


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