2020年2月6日 19:17 | 無料公開
「大相撲の継承発展を考える有識者会議」に出席した元関脇高見山の渡辺大五郎氏(手前から3人目)=6日午後、東京・両国国技館
日本相撲協会に設置された「大相撲の継承発展を考える有識者会議」の第5回会合が6日、東京都墨田区の両国国技館で開かれ、米ハワイ出身で元関脇高見山の渡辺大五郎氏を招き、国際化が進む中での大相撲の在り方について議論した。
山内昌之委員長(東大名誉教授)によると、渡辺氏は股割りで苦労した思い出や侍の精神を尊重してきたことなどを語ったという。会合では、大相撲が神事で伝統を重んじてきた点を再確認し、山内委員長は「国際化とは何でもありではない。国技であることを忘れてはいけない」と述べた。渡辺氏は「私の経験を伝えた」と話した。