「流氷初日」北海道紋別市が発表 記録的遅さ、北風吹かず南下せず

北海道紋別市で観測されたオホーツク海の流氷(奥)=4日午前(紋別市提供)

 北海道紋別市は4日、オホーツク海の流氷が陸上から肉眼で見える「流氷初日」を迎えたと発表した。昨年より9日、平年より12日遅く、紋別の観測史上5番目に遅い記録という。網走地方気象台は「冬型の気圧配置が長続きせず、北風が吹く日が少ないため流氷の南下が遅れている」と説明した。

 紋別市は午前9時半ごろ、紋別沖10〜15キロに流氷を確認した。

 一方、網走地方気象台が確認する「流氷初日」は4日午前10時時点で観測されておらず、史上3番目以降の遅さになっている。


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